子育てプリンシプル子育てプリンシプル
著者:奥田健次
販売元:一ツ橋書店
発売日:2009-05-12
おすすめ度:5.0
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 日教組教育がいかに今の子育てを歪めたか・・・・これを学校心理士、臨床心理士の立場で実践してきたのが奥田氏である。
 当方のボスは、新宿の炉端焼きで、某編集者と一緒に酒をのんだことがあるそうだ。なんでも、

「オレの次ぐらいのイケメンである。ま、イケメン同志だから気があわないわけはない。
 ただ、オレが会ったときには、パワーハラスメントの被害者の立場だった。
 そう、奥田さんが、某大学からパワハラにあっていたのだ。
 出る杭はうたれるという。奥田氏は、それまで象牙の塔でくすぶっていたかもしれない教育や心理学の問題を、実践と行動によって塔をぶちこわしつつあった。
 それが、教育臨床、発達障害臨床という彼の専門とするジャンルである。しかも、彼は若くして、その実践をおこなってきた。
 正直いって、オレにはよーわからん世界だ。
 しかし、既存の大学とか、既存の学界が、奥田氏のような気鋭の学徒の出現を歓迎しつつ、実は、その裏で足をひっぱり、可能性のある芽を刈り取っていくということはよくあることだ。当然、彼もそのターゲットにされた。
 たが、彼には現場があった。大学の象牙の塔のなかではない。そこには、不登校や、登校拒否の子供がいたし、それに悩む両親がいた。
 象牙の塔が、奥田氏にパワハラという陰湿ないじめをしている間に、彼は野にでた。現場に出たのである。
 そこには、学術や論文や学者同士に駆け引や処世術など通用しない、現場があったのだ。
 そういう意味で、彼の経験したパワハラが、奥田健次を野に放ったのだ!!!!
 だから、人は、彼のことを『子育てブラックジャック』という。ブラックジャックなのである。
 
 オレは、彼と日本酒をのみながら、きいてみた。
『その、あのだな?登校拒否とか、不登校とか、家庭内暴力とかそういう子供というのは、多分おもうに様々な原因やら遠因があるのだろう。それに環境もある。時にはそれらが、複雑骨折している場合もあるだろう。それが治るのか?』
 とぶっちゃけの質問だ。
 イケメンの奥田氏は、
『それが治るのです』
 とあっさりといった。
 うん?
 あまりにあっさりと、そして、力みも、誇張もなく、当然のようにいった。
 やはり、彼はブラックジャックなのである」(当方ボス談) 

 ということで、奥田氏から自薦をもらいました。



 奥田健次です、ごぶさたしております。

 この本、プロダクションにだまされて、一般書にされてしまいました。ま、学者としては失格の自伝みたいなものです(え、最初から失格してる? その通りです)。
 帯とか表紙のコピーとか、こんなのは全部プロダクションの悪ノリです。

 それなのに、実力のある小児科医とか一部の精神科医とか、同業者の一部、親の一部には、なんだか絶賛されているようです。

 このまま大絶賛されたらば、映画化も考えておりますので(笑)、その際はマツナガさんに友情出演していただこうかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 また新宿で飲みましょう。自分は銀座まで烏龍茶でお付き合いいたします。




子育てプリンシプル子育てプリンシプル
著者:奥田健次
販売元:一ツ橋書店
発売日:2009-05-12
おすすめ度:5.0
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内容紹介


 本書では,「子育ては手間ひまかけるもの」「子育ては練習の連続」「失敗経験からも学ばせよう」…といった,親にとってはシンドイ姿勢が求められるカゲキ発言満載です。
 一本筋の通った親の姿勢,“ブレない土台や羅針盤=プリンシプル[原理・原則]”が必要であるとの提言を,たとえ話をもちいてイメージしやすい記述で展開しています。そして,ストレスは悪いものとは限らず,子どもが強くなるためのチャンスになる,といったことなど,昨今の風潮からの過度な思い込みへの警鐘を鳴らしています。
 また,子どもの困った行動に対して,どう解釈すればよいのかといったような考え方ではなく,行動の原理にもとづく具体的な解決のヒントを挙げつつ述べています。
  著者は,“子育てブラックジャック”の異名をもつ気鋭の心理臨床家・奥田健次。延べ10,000件超の個別教育相談事例から浮き彫りとなった戦後日本の子育てにおける問題点から生まれた,まさにライブな子育て指南書。
 古きを知って新しきも知る,古人から伝承されるべき子育てを再認識し,子どもを育てる親として毅然とした気持ちが芽生える一冊です。 目先の損得勘定に気を取られるキリギリスのような親。
 将来のことを考えず,今のムードに流されて揺れるクラゲのような親。 そんな大人の子育ては,かなりキケンなものなのです。 子どもに“苦労”をさせられますか? 子どもに“がまん”をさせられますか? 子どもの“苦労”や“がまん”を,しっかり激励してあげていますか? ブレない土台や羅針盤。
 それが,プリンシプル[=原理・原則]。 プリンシプルを求めることは、親と子の成長に欠かせません。 プリンシプルのある子育てに全力で取り組みましょう。

▲▼▲本書には,親にとってシンドイ姿勢を求める提言など,カゲキな発言が含まれています。▲▼▲

著者について

 兵庫県出身。桜花学園大学人文学部准教授。専門行動療法士、学校心理士、臨床心理士。
 発達につまずきのある子とその家族への指導のために、全国各地からの支援要請に応えている心理臨床家。
 日本国内だけでなく、世界各国から招かれる国際的セラピストである。
 行動上のあらゆる問題を解決に導く技術と、指導プログラムの緻密さについて、国内外の関係者から絶賛されている。
 1999年、内山記念賞(日本行動療法学会)を受賞。
 2003年、日本教育実践学会研究奨励賞受賞。
 2008年、第4回日本行動分析学会学会賞(論文賞)を受賞し、行動科学系の二大学会で初のダブル受賞者となった。

HP:奥田研究室

 また、奥田氏は以下の本も、同時に上梓している。


自閉症児のための明るい療育相談室ー親と教師のための楽しいABA講座自閉症児のための明るい療育相談室ー親と教師のための楽しいABA講座
著者:奥田健次
販売元:学苑社
発売日:2009-05-20
おすすめ度:5.0
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以上