8月23日に、自由民主党政務調査会がまとめたのが、以下・・・
民主党の「危険な思想」
〜民主党政策集 『INDX2009』は、マルクス・レーニン主義そのものである!〜
内容は、
・女系天皇を容認する鳩山代表のあまりにも危険な発言!
・民主党の本質は、マルクス・レーニン主義!
1 歴史〜自虐史観
2 国会〜日本の歴史・伝統を否定、反日の思想
3 家族〜家庭は抑圧
4 教育〜日教組による教育
5 安保〜反米思想
6 行政〜国家による抑圧
7 企業〜大企業と中小企業・従業員は対立する階級党争の概念
なのだ・・・。
しかし、当方のボスは、「こんなピントのはずれたレポートをまとめているから、自民党は負けるのだ!!!」と一刀両断です。
「基本的には、安倍晋三のブレーンで知られる八木秀次(高崎経済大学地域政策学部教授)のレポートを下敷きにしているとおもわれる。
八木さんの個人的なレポートというのであれば、それはそれで成立するかもしれない。
しかし、自民党政務調査会がまとめた公式な見解となれば話は別だ。
まず、マルクス・レーニン主義のとらえかたを勘違いしている。
冷戦時代であるならともかく今は、イデオロギーの対立という構図がない。
民主党内の、旧社会党系や、自治労、労組、連合系、日教組系をターゲットの標的にしているとおもうが、肝心のマルクス・レーニン主義者だとおもっている人が、民主党にいるのか?
今の社民党でさえ、マルクス・レーニン主義者はいない。
共産党だって、決別している。
日教組の部分については、部分的に理解できないこともないが、その肝心な日教組自体が存続をかけてかなり変化している。現状の日教組をちゃんととらえていない。
ま、オレも日教組は嫌いだから、賛同したい部分はあるが、今の日教組はそこまで愚かでない。
次に、このレポートのままだとすると、自らに唾している部分がある。
女系天皇を容認派は、自民党内にも多数いる。そもそもいいだっしっぺは自民党だろう?民主党内に女系天皇を否定する人もいる。
自虐史観については、当方も機会あれば、ふれているが、この自虐史観をむしろ容認して沈黙してきたのが、自民党でないか?また、文部省でないか?
日教組教育を否定しているが、むしろそれを迎合して、事なかれ主義できたのが自民党であり、文部省でないか?
大企業と中小企業・従業員は対立する階級党争の概念は、20世紀の概念。
今は、社会民主主義の流れになっている。
今は、「自由主義」対「マルクス・レーニン主義」の対立構造はない。
もしあるとしたら、「新自由主義」対「社会民主主義」。
今回の選挙では、欧米でもいわれているように行き過ぎた「新自由主義」が糾弾され、批判されている。これが、日本では「小泉郵政改革」、「構造改革」と同一視されて、その総括をちゃんとやっていないから、自民党は形勢が不利になっている。
日教組や、マルクス・レーニン主義にまけているわけではない。
自民党としての自己分析がなされていない。
さらに、政敵である民主党の分析さえ放棄している。
ひいては、国民の不満や、不安を理解していない。
つまり、『自由民主党政務調査会』としては、最悪のレポート。
こんなの世間にながれたら、ますます、自民党の票が減る・・・・笑。
よって、あまり自民党の票が減りすぎても、健全な二大政党ができなくるし、自民党が再生できなくなってはこまるので、有料記事で全文紹介とする・笑」(当方ボス談)
つまり、21世紀の世の中は、「新自由主義」だけでも、「社会民主義」だけでもやっていけませんよ?こんなの、真名さんの連載をよんでいるとわかるでしょう・・・
参考:「真名のケーザイ探検」 第一部は連載26回で完。近日中にPDF書籍として公開予定。
うん?ということは何ですか?
「これは、欧州の20世紀の政治思想史をさらりとよむと簡単にわかること。専門書はいらない。それこそ、ウィキペディア程度で充分。つまりだな、これからは、『新自由主義』と『社会民主主義』の両方に振幅する時代がくるだろうということ。両者の欠点やら長所が、時代ごとに露呈する。今のところ、その両者を統合して、アウフヘーベンした経済概念も思想もでてきていない。もし、それを誰かがつくったら、それが21世紀の思想です。ノーベル賞間違いない・・・。うちの読者なら、だれかつくるかもしれんな?
この試みともいうべき、論文(試作でかまわない)を書いてみたいという方は、当方へ連絡ください。応援します」(当方ボス談)
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無料で公開して、世間にひろまったら、ますます自民党の票が減るだろうということで読者限定で公開。自民党の支持者は反省の材料として読んでください。
↓ ↓ ↓自由民主党政務調査会がまとめた民主党の「危険な思想」全文↓ ↓ ↓
民主党の「危険な思想」・・・・自由民主党政務調査会 賛否両論 2009年8月29日