鳩山総理とともに幹事長を辞職した小沢一郎。
「鳩山総理の無理心中」とさえいわれた小沢一郎の幹事長辞職だったが、辞職後に話題になったのは、6月4日、民主党岩手県連の集会にビデオレターを寄せていたことだった。



 そのビデオレターでは、
「参院選に勝利して政権を安定なものにすることで、本当の意味の改革が実行できる。そのときに、まさに自分自身が先頭に立って頑張ってまいりたい」
 という内容。
 このビデオレターは、衆参両院本会議で、菅直人代表が新首相に指名された直後に、ビデオレターが収録されたといわれている。

「菅新総理に対する宣戦布告か?」
「9月の代表選に自らの立候補宣言?」
 と様々な憶測を呼んでいるが、実は、小沢一郎の地元、岩手県で小沢王国がわずかながら軋みはじめていたのである。

 小沢王国といわれている岩手県で何がおきているのか?

 次期参議院選挙では、岩手県は一人区。
 民主党は、現職の主浜りょう(60)、一方の自民党は作家の高橋克彦を叔父にもつ高橋雪文(39)岩手県議をもってくる。
 高橋氏は、
「理念や自浄能力、言論の自由がない民主党政権を認めるわけにいかない」。
「岩手が生んだ小沢(一郎)幹事長の政治手法はおかしいとはっきり宣言しながら、県民の良心に問いかけたい」
 と、対立候補の主浜氏でなくて、小沢一郎そのものと対決する姿勢をしめしていた・・・。

 「自分が悪役になってそれで選挙に勝てるなら、オレはいくらでも悪役になる」と語ったとされる小沢一郎。
 小沢王国、岩手県で何がおきているのか?

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「自分が悪役になってそれで選挙に勝てるなら、オレはいくらでも悪役になる」と語ったとされる小沢一郎。2010年6月8日 17時48分