「本日のマーケット」
郵政法案処理の対応が難しいとの見方から、銀行株に注目。
足元のレベルでは、テクニカル上は買いゾーンに入っている。



 管新政権に関しては、一般メディアや評論家は「反小沢、脱小沢」と報道しているが、財界、経済界、マーケットはちがった見方をしている。

「小沢さんの政治手法は、幹事長室、国対、選対といった裏方というか実務方を重視する。ここに注目したい。幹事長は、枝野幸男氏になったが、幹事長代理に小沢側近の細野豪志氏。副幹事長のほとんども留任で、小沢カラーが強い。選対委員長に安住淳氏がついたが、枝野氏同様、党務の経験が少ない上、実働部隊である選対副委員長は、ほとんどが留任。国対委員長に関しては、小沢系の樽床伸二。さらに小沢側近の松木謙公が副委員長に留任。つまり、菅新政権の実務部隊、実動隊は、小沢系ということになる。経済界はここに注目している」(大手証券シンクタンク)

「菅さんは、財界とのパイプはほとんどない。だが、仙谷由人官房長官は違う。ソフトバンクの孫さんとは昵懇。みずから積極的に経済人とも交流している。そこから聞こえてくる話は、社民党との関係、『現実的な安全保障について議論できないのであれば、今後も連立はむり』という見方をしているという。また、国民新党の亀井氏についても、微妙な発言をしている。『民主党政権が誕生した直後に、亀井さんが、日本郵政の社長に、元大蔵事務次官の斉藤次郎をもってきた。このダメージは大きい』といっている。こうした、現実的な対応は、金融界も含めて財界は歓迎するだろう」(経団連関係者)

 左利きとおもわれている、菅さん、仙谷さんだが、「ただの左利きではない。そこを多くの左利きのマスコミが勘違いしている」(ここのボス談)という意見もあります・笑。


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【コラム】「セクシー過ぎて」解雇のバンカーに物申す−アンティラ  6月8日(ブルームバーグ)

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郵政法案処理の対応が難しいとの見方から、銀行株に注目。「本日のマーケット」 2010年6月10日 8時39分