【時代小説発掘】 江戸浅草物語10「江戸の結界の謎を解く陰陽五行の天才占い師(続編)」 佐藤 高市(さとう たかいち) (時代小説発掘というコーナーができた経緯) 梗概: 浅草寺に近い浅草花川戸むじな長屋の住人たちの物語。 天海僧正は、陰陽五行の力を借りて、江戸城を守護するための結界を作った。だが、利根川の東遷で東を守る青龍の位置が変わった。 将軍吉宗は、富士山大爆発を言い当てた陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法に、ほころびた結界を修復するように命じる。 西国で貴人の石棺が見つかり、石棺の天井には星宿図が描かれていた。星宿図には、天球の星座がそこにあった。石棺の四面には陰陽五行による四神が描かれ、十二支像もあった。 石棺に葬られた貴人は、その空間の中で永遠の眠りにつく。星宿図は、中国で生まれ、朝鮮半島を経て日本にもたらされた。古代から、太陽や月、そして星の動きは、観測されていた。 佐藤瑞法は、星宿図が描かれた石棺の空間に森羅万象をつかさどる宇宙を見る。江戸を守るために、もう一度、天海僧正の作った結界のほころびを修復しなければならなかった。 関ヶ原の戦いの後、徳川家についた西国大名は従順であった。だが、心の深淵には怨念がくすぶっていた。 徳川幕藩体制のほころびを見つければ、そこを攻めてくるのは必定であった。 プロフィール: 酉年でも喧嘩鳥の生まれ年で単純明快 東京都生まれ 小説「谷中物語」で茨城文学賞受賞 江戸を舞台の小説「入梅」が韓国の常緑樹文学に翻訳掲載 江戸の歴史研究会会員 これまでの作品: 江戸浅草物語1「浅草花川戸むじな長屋の住人たち」 江戸浅草物語2「徳川幕藩体制の最大の危機」 江戸浅草物語3「徳川幕府の危機に陰陽五行の天才占い師参上」 江戸浅草物語4「徳川吉宗、雌伏して時を待つ」 江戸浅草物語5「神君家康の化身徳川吉宗が将軍職に就く日」 江戸浅草物語6「北辰(北極星)に神君宿りて、江戸を守り給え」 江戸浅草物語7「津軽から来た力士柏富士を愛でる相撲甚句」 江戸浅草物語8「徳川幕府の結界が破られる時、北辰(北極星)は輝きを失うのか」 江戸浅草物語9「星宿図の謎に陰陽五行の天才占い師が挑む」 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 江戸浅草物語10「江戸の結界の謎を解く陰陽五行の天才占い師(続編)」 2015年4月5日 12時18分 |