カテゴリ: 【連載企画】
〈助太刀兵法46〉北斎蛸踊り(8) (無料公開)
【時代小説発掘】
〈助太刀兵法46〉北斎蛸踊り(8)
花本龍之介
(時代小説発掘というコーナーができた経緯)
梗概
浦賀の渡し場で目役の伊蔵と出会った飛十郎は、酒を呑みに居酒屋へ入っていく。翌朝、網元の家へ行って、北斎にお玉という海女がやっている居酒屋が面白かったと話す。海女と聞いて、たちまち北斎が目を輝かして、さっそく今夜呑みにいこうと身をのり出した。海女の仕事ぶりを絵に描きたいらしい。
画狂人の名の通り、こうなったら誰も止められない。兆吉に命を狙われている北斎を外へ出すのは危ないが、ねじり鉢巻きで立ち上がった北斎に、渋い顔をしながら飛十郎も後を追って町へむかった。
【プロフィール】:
尾道市生まれ。第41回池内祥三文学奨励賞受賞。居合道・教士七段。
現在、熱海に居住している。
これまでの作品:
〔助太刀兵法31〕御家人馬鹿囃子
〔助太刀兵法32〕御家人馬鹿囃子(2)
〔助太刀兵法33〕御家人馬鹿囃子(終章)
〈助太刀兵法34〉夢泡雪狐仇討 ゆめのあわゆききつねのあだうち
〔助太刀兵法35〕夢泡雪狐仇討(2)
〈助太刀兵法36〉夢泡雪狐仇討(3)
〔助太刀兵法37〕夢泡雪狐仇討(4)
〈助太刀兵法38〉夢泡雪狐仇討(終章)
〈助太刀兵法39〉北斎蛸踊り
〈助太刀兵法40〉北斎蛸踊り(2)
〈助太刀兵法41〉北斎蛸踊り(3)
〈助太刀兵法42〉北斎蛸踊り(4)
〈助太刀兵法43〉北斎蛸踊り(5)
〈助太刀兵法44〉 北斎蛸踊り (6)
〈助太刀兵法45〉北斎蛸踊り(7)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
〈助太刀兵法46〉北斎蛸踊り(8) (無料公開)
江戸浅草物語13「天海僧正の結界が破られる時、魔界の者たちの進撃が始まるのか」 (無料公開)
【時代小説発掘】
江戸浅草物語13「天海僧正の結界が破られる時、魔界の者たちの進撃が始まるのか」
佐藤 高市(さとう たかいち)
(時代小説発掘というコーナーができた経緯)
梗概:
浅草寺に近い浅草花川戸むじな長屋の住人たちの物語。
天海僧正は、江戸城を守護するために四神相応(しじんそうおう)の結界を作った。だが、利根川の東遷で、東を守る青龍の位置が変わった。
将軍吉宗は、富士山大噴火を言い当てた陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法に、ほころびた結界を修復するように命じる。
西国で貴人の石棺が見つかり、石棺の天井には星宿図が描かれていた。星宿図には、天球の星座と太陽や月の動きがそこに示してあった。石棺の四面の壁には、四神が描かれ、そこには、十二支像も描かれていた。
石棺に葬られた天皇等の貴人は、その空間の中で永遠の眠りにつく。星宿図は、中国で生まれ、朝鮮半島を経て日本にもたらされた。
佐藤瑞法は、星宿図が描かれた石棺の空間に森羅万象をつかさどる宇宙を見る。
星々は、北辰(北極星)を中心にして、東方の青龍、北方の玄武、西方の白虎、そして、南方の朱雀へ動くのだった。
将軍吉宗は、江戸城から星々の動きを常に見ていた。星の動きは、秩序だった筋道があった。
吉宗と佐藤瑞法は、星宿図によって、中国の二十八宿に辿りついた。太陰(月)は、二十八の星座を一日ずつ巡る。
陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法は、天の動きを陰陽五行の占いに取り入れようとしていた。それが、天海僧正の結界のほころびの修復につながる。
享保八年八月のことだった。天海僧正の結界が破られようとしていた。それは、江戸城から北に向かって、東照大権現の祀られる日光、そして、会津が二百十日の大雨と大風に襲われていた。
四神相応の結界が、北から崩れていくのだった。結界が破られる時、関ヶ原の戦いの怨念を抱く魔界の者たちの進撃が始まる。
プロフィール:
酉年でも喧嘩鳥の生まれ年で単純明快 東京都生まれ
小説「谷中物語」で茨城文学賞受賞
江戸を舞台の小説「入梅」が韓国の常緑樹文学に翻訳掲載
江戸の歴史研究会会員
これまでの作品:
江戸浅草物語1 「浅草花川戸むじな長屋の住人たち」
江戸浅草物語2「徳川幕藩体制の最大の危機」
江戸浅草物語3「徳川幕府の危機に陰陽五行の天才占い師参上」
江戸浅草物語4「徳川吉宗、雌伏して時を待つ」
江戸浅草物語5「神君家康の化身徳川吉宗が将軍職に就く日」
江戸浅草物語6「北辰(北極星)に神君宿りて、江戸を守り給え」
江戸浅草物語7「津軽から来た力士柏富士を愛でる相撲甚句」
江戸浅草物語8「徳川幕府の結界が破られる時、北辰(北極星)は輝きを失うのか」
江戸浅草物語9「星宿図の謎に陰陽五行の天才占い師が挑む」
江戸浅草物語10「江戸の結界の謎を解く陰陽五行の天才占い師(続編)」
江戸浅草物語11「筑波山神社の天地開闢(てんちかいびゃく)の剣が江戸を守る」
江戸浅草物語12「徳川幕府安泰への祈りは続く」
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
江戸浅草物語13「天海僧正の結界が破られる時、魔界の者たちの進撃が始まるのか」 (無料公開)
〈助太刀兵法45〉北斎蛸踊り(7)(無料公開)
【時代小説発掘】
〈助太刀兵法45〉北斎蛸踊り(7)
花本龍之介
(時代小説発掘というコーナーができた経緯)
梗概
北斎親娘が住む長屋が、兆吉の放火で全焼して困った早船飛十郎は、仇討宿の安達屋へ連れていく。なにしろ相手は、蛇のように執念深い兆吉一味だ。この店を襲ってくるかもしれない。さてこれからどうするか、と思案した飛十郎は、北斎たちを江戸の外へ逃がすことにした。好都合にも弟子の繁三郎の実家が、三浦半島の浦賀だという。ただちに江戸を旅立った北斎一行を、すかさず兆吉たちも追っていく。物見遊山の旅か、死出の旅か。助太刀人飛十郎の最後の兵法は、いよいよ佳境に入る。波乱万丈の物語も、江戸を遠く離れた浦賀の海で決着するのか? 飛十郎の居合剣が、いよいよ冴えわたる。
【プロフィール】:
尾道市生まれ。第41回池内祥三文学奨励賞受賞。居合道・教士七段。
現在、熱海に居住している。
これまでの作品:
〔助太刀兵法31〕御家人馬鹿囃子
〔助太刀兵法32〕御家人馬鹿囃子(2)
〔助太刀兵法33〕御家人馬鹿囃子(終章)
〈助太刀兵法34〉夢泡雪狐仇討 ゆめのあわゆききつねのあだうち
〔助太刀兵法35〕夢泡雪狐仇討(2)
〈助太刀兵法36〉夢泡雪狐仇討(3)
〔助太刀兵法37〕夢泡雪狐仇討(4)
〈助太刀兵法38〉夢泡雪狐仇討(終章)
〈助太刀兵法39〉北斎蛸踊り
〈助太刀兵法40〉北斎蛸踊り(2)
〈助太刀兵法41〉北斎蛸踊り(3)
〈助太刀兵法42〉北斎蛸踊り(4)
〈助太刀兵法43〉北斎蛸踊り(5)
〈助太刀兵法44〉 北斎蛸踊り(6)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
〈助太刀兵法45〉北斎蛸踊り(7)(無料公開)2015年9月20日 10時55分
風雲 念流剣 七 (無料公開)
【時代小説発掘】
風雲 念流剣 七
鮨廾賚
(時代小説発掘というコーナーができた経緯)
【梗概】:
時代は、室町中期に入ろうとする応永の末から正長にかけて(1420年代後半)。
日本最古の剣派・念流の道統二代目・慈三首座(じさんしゅそ)は、初代・念大慈恩の遺言として、南朝再興(後南朝)に一門あげて味方しようとしていた。
南朝再興は、本当に念大慈恩の意思なのか? 疑問を持つ正覚庵念道(俗名・山入源四郎)とその弟子高垣藤四郎は、やがて、南朝再興のみならず、室町幕府第6代将軍位を巡って、京の幕府と鎌倉の公方の対立、政争に巻き込まれていく。
本作は、全体4部作の構成で、人間関係が入り組んでいるため、第1部(武都・鎌倉が舞台)関係の人物相関図(↓)を作成しました。参考にしていただければ幸いです。
第一部人物相関図
![人物相関図](https://livedoor.blogimg.jp/takashikitaoka/imgs/1/8/18fdd531-s.jpg)
【プロフィール】:
鮨廾賚此昭和33年(1958)生まれ。平成22年(2010)第40回池内祥三文学奨励賞受賞。現在、新鷹会会員、大衆文学研究会会員、歴史研究会会員、歴史時代作家クラブ会員。
これまでの作品:
風雲 念流剣 一(序章)
風雲、念流剣 二
風雲、念流剣 三
風雲 念流剣 四
風雲 念流剣 五
風雲、念流剣 六
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
風雲 念流剣 七 (無料公開)
ときは本能寺 愛宕九十九韻 (後編) (無料公開)
【時代小説発掘】
ときは本能寺 愛宕九十九韻 (後編)
斎藤 周吾
(時代小説発掘というコーナーができた経緯)
【梗概】:
本能寺の変では大いに働いた里村紹巴だが、山崎合戦で明智光秀が敗れ、一遍に窮地に陥った。
雑草の紹巴は、何とか窮地を切り抜け、秀吉に仕える。
常に行動して止まない紹巴は、秀次事件に連座して、不遇の死を迎える。
連歌は、韜晦虚妄深意逆意の芸である。
文字通り、連歌の奥義通りに生きた、里村紹巴であった。
【プロフィール】:
斎藤周吾 (さいとうしゅうご)
受賞歴
平成20年8月、日本文学館『最後の家康』で、短編部門の審査員特別賞。
平成20年1月、(財)斎藤茂吉記念館にて、『短歌部門』で、川嶋清一選で佳作。
これまでの作品:
女帝物語−わが子に
血染めの染雪吉野桜
遙かなるミッドウェー『父からの手紙』前編
遙かなるミッドウェー『父からの手紙』後編
惟正、請益僧円仁に従い入唐求法の旅
随筆 うつけ信長、弱者の戦略
黒田官兵衛物語 六尺四方の暗い地下牢に藤の花が咲く女帝物語−褥の思い出(前編)
女帝物語−褥の思い出(後編)
絶唱の最上川
ときは本能寺 愛宕九十九韻 (前編)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ときは本能寺 愛宕九十九韻 (後編) (無料公開)2015年8月16日 11時15分
江戸浅草物語12「徳川幕府安泰への祈りは続く」
【時代小説発掘】
江戸浅草物語12「徳川幕府安泰への祈りは続く」
佐藤 高市(さとう たかいち)
(時代小説発掘というコーナーができた経緯)
梗概:
浅草寺に近い浅草花川戸むじな長屋の住人たちの物語。
天海僧正は、陰陽五行の力を借りて、江戸城を守護するための結界を作った。だが、利根川の東遷で東を守る青龍の位置が変わった。
将軍吉宗は、富士山大爆発を言い当てた陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法に、ほころびた結界を修復するように命じる。
西国で貴人の石棺が見つかり、石棺の天井には星宿図が描かれていた。星宿図には、天球の星座と太陽や月の動きがそこにあった。石棺の四面には陰陽五行による四神が描かれ、十二支像もあった。
石棺に葬られた天皇等の貴人は、その空間の中で永遠の眠りにつく。星宿図は、中国で生まれ、朝鮮半島を経て日本にもたらされた。
瑞法は、星宿図が描かれた石棺の空間に森羅万象をつかさどる宇宙を見る。江戸を守るためには、天海僧正の作った結界のほころびを修復しなければならなかった。
関ヶ原の戦いの後、徳川家についた西国大名は従順に見えたが、心の深淵には関ヶ原の怨念がくすぶっていた。
徳川家を恨む西国大名は、徳川幕藩体制のほころびを見つければ、そこを攻めてくるのは明らかだった。
陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法は、天海僧正の結界を一刻も早く修復しなければならなかった。
将軍吉宗が鷹狩を復活させた年の暮れであった。江戸城や江戸の町では、煤払(すすはら)いが一斉に行われていた。
プロフィール:
酉年でも喧嘩鳥の生まれ年で単純明快 東京都生まれ
小説「谷中物語」で茨城文学賞受賞
江戸を舞台の小説「入梅」が韓国の常緑樹文学に翻訳掲載
江戸の歴史研究会会員
これまでの作品:
江戸浅草物語1 「浅草花川戸むじな長屋の住人たち」
江戸浅草物語2「徳川幕藩体制の最大の危機」
江戸浅草物語3「徳川幕府の危機に陰陽五行の天才占い師参上」
江戸浅草物語4「徳川吉宗、雌伏して時を待つ」
江戸浅草物語5「神君家康の化身徳川吉宗が将軍職に就く日」
江戸浅草物語6「北辰(北極星)に神君宿りて、江戸を守り給え」
江戸浅草物語7「津軽から来た力士柏富士を愛でる相撲甚句」
江戸浅草物語8「徳川幕府の結界が破られる時、北辰(北極星)は輝きを失うのか」
江戸浅草物語9「星宿図の謎に陰陽五行の天才占い師が挑む」
江戸浅草物語10「江戸の結界の謎を解く陰陽五行の天才占い師(続編)」
江戸浅草物語11「筑波山神社の天地開闢(てんちかいびゃく)の剣が江戸を守る」
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
江戸浅草物語12「徳川幕府安泰への祈りは続く」 (無料公開) 2015年8月2日
〈助太刀兵法44〉 北斎蛸踊り (6) (無料公開)
【時代小説発掘】
〈助太刀兵法44〉 北斎蛸踊り (6)
花本龍之介
(時代小説発掘というコーナーができた経緯)
梗概
深川夜鷹屋敷の用心棒、薩摩示現流を使う両角周五郎と斬り合った早船飛十郎が、事情を説明すると、あっさり屋敷から出ていった。つづいてあらわれた浪人者 をたちまちのうちに片付けると、奥の博打場へ乗り込んでいった。そこで出逢った女壺振り師の緋牡丹のお蝶の妖艶さに息をのんだが、なんとか兆吉を捕まえ て、土蔵で人質になっている孝太郎を助け出し、北斎の長屋へ帰る。だが孝太郎の口から、飛十郎が助太刀料に貰うつもりの、千両の値打ちがある富岳三十八景 の肉筆画が兆吉一味に狙われていることを知って、飛十郎が愕然としたとき、北斎の長屋から火が出て大騒ぎになる。悪党団に狙われた百両と肉筆画を、飛十郎 は守ることが出来るのか?! 紅蓮の炎の中で、飛十郎の大活躍がはじまった。
【プロフィール】:
尾道市生まれ。第41回池内祥三文学奨励賞受賞。居合道・教士七段。
現在、熱海に居住している。
これまでの作品:
〔助太刀兵法31〕御家人馬鹿囃子
〔助太刀兵法32〕御家人馬鹿囃子(2)
〔助太刀兵法33〕御家人馬鹿囃子(終章)
〈助太刀兵法34〉夢泡雪狐仇討 ゆめのあわゆききつねのあだうち
〔助太刀兵法35〕夢泡雪狐仇討(2)
〈助太刀兵法36〉夢泡雪狐仇討(3)
〔助太刀兵法37〕夢泡雪狐仇討(4)
〈助太刀兵法38〉夢泡雪狐仇討(終章)
〈助太刀兵法39〉北斎蛸踊り
〈助太刀兵法40〉北斎蛸踊り(2)
〈助太刀兵法41〉北斎蛸踊り(3)
〈助太刀兵法42〉北斎蛸踊り(4)
〈助太刀兵法43〉北斎蛸踊り(5)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
〈助太刀兵法44〉 北斎蛸踊り (6) (無料公開) 2015年7月19日 12時15分
風雲、念流剣 六 (無料公開)
【時代小説発掘】
風雲、念流剣 六
鮨廾賚
(時代小説発掘というコーナーができた経緯)
【梗概】:
時代は室町中期に入ろうとする応永の末から正長にかけて(1420年代後半)。日本最古の剣派念流の道統二代目慈三首座(じさんしゅそ)は、初代念大慈恩の遺言として、南朝再興(後南朝)に一門あげて味方しようとしていた。南朝再興は、本当に慈恩の意思なのか。疑問を持つ正覚庵念道(俗名山入源四郎)とその弟子高垣藤四郎は、やがて、京と鎌倉の公方、後南朝の政争に巻き込まれていく。
本作は、全体4部作の予定で、下記(↓)『悍馬駆ける』の続編に当たります。
http://honto.jp/netstore/pd-book_02503654.html
【プロフィール】:
鮨廾賚此昭和33年(1958)生まれ。平成22年(2010)第40回池内祥三文学奨励賞受賞。現在、新鷹会会員、大衆文学研究会会員、歴史研究会会員、歴史時代作家クラブ会員。
これまでの作品:
風雲 念流剣 一(序章)
風雲、念流剣 二
風雲、念流剣 三
風雲 念流剣 四
風雲 念流剣 五
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
風雲、念流剣 六 (無料公開)2015年7月5日 12時2分
江戸浅草物語11「筑波山神社の天地開闢(てんちかいびゃく)の剣が江戸を守る」 (無料公開)
【時代小説発掘】
江戸浅草物語11「筑波山神社の天地開闢(てんちかいびゃく)の剣が江戸を守る」
佐藤 高市(さとう たかいち)
(時代小説発掘というコーナーができた経緯)
梗概:
浅草寺に近い浅草花川戸むじな長屋の住人たちの物語。
天海僧正は、陰陽五行の力を借りて、江戸城を守護するための結界を作った。だが、利根川の東遷で東を守る青龍の位置が変わった。
将軍吉宗は、富士山大爆発を言い当てた陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法に、ほころびた結界を修復するように命じる。
西国で貴人の石棺が見つかり、石棺の天井には星宿図が描かれていた。星宿図には、天球の星座と太陽や月の動きがそこにあった。石棺の四面には陰陽五行による四神が描かれ、十二支像もあった。
石棺に葬られた天皇等の貴人は、その空間の中で永遠の眠りにつく。星宿図は、中国で生まれ、朝鮮半島を経て日本にもたらされた。
瑞法は、星宿図が描かれた石棺の空間に森羅万象をつかさどる宇宙を見る。江戸を守るためには、天海僧正の作った結界のほころびを修復しなければならなかった。
関ヶ原の戦いの後、徳川家についた西国大名は従順に見えたが、心の深淵には関ヶ原の怨念がくすぶっていた。
徳川家を恨む西国大名は、徳川幕藩体制のほころびを見つければ、そこを攻めてくるのは明らかだった。
陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法は、天海僧正の結界を一刻も早く修復しなければならなかった。
プロフィール:
酉年でも喧嘩鳥の生まれ年で単純明快 東京都生まれ
小説「谷中物語」で茨城文学賞受賞
江戸を舞台の小説「入梅」が韓国の常緑樹文学に翻訳掲載
江戸の歴史研究会会員
これまでの作品:
江戸浅草物語1 「浅草花川戸むじな長屋の住人たち」
江戸浅草物語2「徳川幕藩体制の最大の危機」
江戸浅草物語3「徳川幕府の危機に陰陽五行の天才占い師参上」
江戸浅草物語4「徳川吉宗、雌伏して時を待つ」
江戸浅草物語5「神君家康の化身徳川吉宗が将軍職に就く日」
江戸浅草物語6「北辰(北極星)に神君宿りて、江戸を守り給え」
江戸浅草物語7「津軽から来た力士柏富士を愛でる相撲甚句」
江戸浅草物語8「徳川幕府の結界が破られる時、北辰(北極星)は輝きを失うのか」
江戸浅草物語9「星宿図の謎に陰陽五行の天才占い師が挑む」
江戸浅草物語10「江戸の結界の謎を解く陰陽五行の天才占い師(続編)」
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
江戸浅草物語11「筑波山神社の天地開闢(てんちかいびゃく)の剣が江戸を守る」 (無料公開) 2015年6月7日
〈助太刀兵法43〉 北斎蛸踊り(5) (無料公開)
【時代小説発掘】
〈助太刀兵法43〉 北斎蛸踊り(5)
花本龍之介
(時代小説発掘というコーナーができた経緯)
梗概
深川のはずれ砂村にある古屋敷に、兆吉たちがひそんでいることを花川戸の藤次が突きとめた。心配する北斎親娘を尻目に、飛十郎はふところ手をすると、近所でも散歩するような足取りで砂村へむかった。
目 指す破れ屋敷の近くで奇妙な野良犬に出会った飛十郎は、犬の案内で鬼の棲み家に乗り込んだ。敵は数十人、奇策をたてて一人ずつ退治するが、数人片付けたと ころで、思わぬ豪剣を使う用心棒と遭遇する。相手が繰り出す難剣に、飛十郎の居合は通用するか? 息を呑む斬り合いがはじまった!
【プロフィール】:
尾道市生まれ。第41回池内祥三文学奨励賞受賞。居合道・教士七段。
現在、熱海に居住している。
これまでの作品:
〔助太刀兵法31〕御家人馬鹿囃子
〔助太刀兵法32〕御家人馬鹿囃子(2)
〔助太刀兵法33〕御家人馬鹿囃子(終章)
〈助太刀兵法34〉夢泡雪狐仇討 ゆめのあわゆききつねのあだうち
〔助太刀兵法35〕夢泡雪狐仇討(2)
〈助太刀兵法36〉夢泡雪狐仇討(3)
〔助太刀兵法37〕夢泡雪狐仇討(4)
〈助太刀兵法38〉夢泡雪狐仇討(終章)
〈助太刀兵法39〉北斎蛸踊り
〈助太刀兵法40〉北斎蛸踊り(2)
〈助太刀兵法41〉北斎蛸踊り(3)
〈助太刀兵法42〉北斎蛸踊り(4)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
〈助太刀兵法43〉 北斎蛸踊り(5) (無料公開) 2015年5月17日
風雲 念流剣 五 (無料公開)
【時代小説発掘】 風雲 念流剣 五 鮨廾賚 (時代小説発掘というコーナーができた経緯) 【梗概】: 時代は室町中期に入ろうとする応永の末から正長にかけて(1420年代後半)。日本最古の剣派念流の道統二代目慈三首座(じさんしゅそ)は、初代念大慈恩の遺言として、南朝再興(後南朝)に一門あげて味方しようとしていた。南朝再興は、本当に慈恩の意思なのか。疑問を持つ正覚庵念道(俗名山入源四郎)とその弟子高垣藤四郎は、やがて、京と鎌倉の公方、後南朝の政争に巻き込まれていく。 本作は、全体4部作の予定で、下記(↓)『悍馬駆ける』の続編に当たります。 ![]() http://honto.jp/netstore/pd-book_02503654.html 【プロフィール】: 鮨廾賚此昭和33年(1958)生まれ。平成22年(2010)第40回池内祥三文学奨励賞受賞。現在、新鷹会会員、大衆文学研究会会員、歴史研究会会員、歴史時代作家クラブ会員。 これまでの作品: 風雲 念流剣 一(序章) 風雲、念流剣 二 風雲、念流剣 三 風雲 念流剣 四 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 風雲 念流剣 五 (無料公開) 2015年5月3日 |
ときは本能寺 愛宕九十九韻 (前編)(無料公開)
【時代小説発掘】
ときは本能寺 愛宕九十九韻 (前編)
斎藤 周吾
(時代小説発掘というコーナーができた経緯)
【梗概】:
ときは今 あめがしたしる 五月かな
明智光秀が本能寺を攻める時に、愛宕神社の連歌の会で愛宕百韻を詠んだという、誰も が知っている発句である。
この愛宕百韻を有名にしたのが連歌師の里村紹巴であった。
この、愛宕百韻に、紹巴は宗匠として出席した。
一芥の連歌師が天下の大乱に与する筈がないが、知らぬ間に、与させられていた。
連歌会で、東秀隆という、明智光秀の若い重臣と連衆(同席)になった。
後編である、『敵は信長か』は、4ヶ月後の8月16日に掲載の予定です。
雑草の紹巴は、本能寺の変で、チャンス到来と沸き立った。
だが、山崎合戦後、紹巴を敬愛する東秀隆によって、紹巴は危機に陥る。
この作品中における連歌の式目(仕来り)は、敬愛大学生涯学習講座講師、太陽の舟短 歌会企画部長、池上本門寺池上会館連歌会主管である、三木勝氏から多くの示唆を得た。
ここに、改めて御礼申し上げる次第です。
【プロフィール】:
斎藤周吾 (さいとうしゅうご)
受賞歴
平成20年8月、日本文学館『最後の家康』で、短編部門の審査員特別賞。
平成20年1月、(財)斎藤茂吉記念館にて、『短歌部門』で、川嶋清一選で佳作。
これまでの作品:
女帝物語−わが子に
血染めの染雪吉野桜
遙かなるミッドウェー『父からの手紙』前編
遙かなるミッドウェー『父からの手紙』後編
惟正、請益僧円仁に従い入唐求法の旅
随筆 うつけ信長、弱者の戦略
黒田官兵衛物語 六尺四方の暗い地下牢に藤の花が咲く女帝物語−褥の思い出(前編)
女帝物語−褥の思い出(後編)
絶唱の最上川
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ときは本能寺 愛宕九十九韻 (前編)(無料公開)2015年4月19日 10時59分
江戸浅草物語10「江戸の結界の謎を解く陰陽五行の天才占い師(続編)」
【時代小説発掘】 江戸浅草物語10「江戸の結界の謎を解く陰陽五行の天才占い師(続編)」 佐藤 高市(さとう たかいち) (時代小説発掘というコーナーができた経緯) 梗概: 浅草寺に近い浅草花川戸むじな長屋の住人たちの物語。 天海僧正は、陰陽五行の力を借りて、江戸城を守護するための結界を作った。だが、利根川の東遷で東を守る青龍の位置が変わった。 将軍吉宗は、富士山大爆発を言い当てた陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法に、ほころびた結界を修復するように命じる。 西国で貴人の石棺が見つかり、石棺の天井には星宿図が描かれていた。星宿図には、天球の星座がそこにあった。石棺の四面には陰陽五行による四神が描かれ、十二支像もあった。 石棺に葬られた貴人は、その空間の中で永遠の眠りにつく。星宿図は、中国で生まれ、朝鮮半島を経て日本にもたらされた。古代から、太陽や月、そして星の動きは、観測されていた。 佐藤瑞法は、星宿図が描かれた石棺の空間に森羅万象をつかさどる宇宙を見る。江戸を守るために、もう一度、天海僧正の作った結界のほころびを修復しなければならなかった。 関ヶ原の戦いの後、徳川家についた西国大名は従順であった。だが、心の深淵には怨念がくすぶっていた。 徳川幕藩体制のほころびを見つければ、そこを攻めてくるのは必定であった。 プロフィール: 酉年でも喧嘩鳥の生まれ年で単純明快 東京都生まれ 小説「谷中物語」で茨城文学賞受賞 江戸を舞台の小説「入梅」が韓国の常緑樹文学に翻訳掲載 江戸の歴史研究会会員 これまでの作品: 江戸浅草物語1「浅草花川戸むじな長屋の住人たち」 江戸浅草物語2「徳川幕藩体制の最大の危機」 江戸浅草物語3「徳川幕府の危機に陰陽五行の天才占い師参上」 江戸浅草物語4「徳川吉宗、雌伏して時を待つ」 江戸浅草物語5「神君家康の化身徳川吉宗が将軍職に就く日」 江戸浅草物語6「北辰(北極星)に神君宿りて、江戸を守り給え」 江戸浅草物語7「津軽から来た力士柏富士を愛でる相撲甚句」 江戸浅草物語8「徳川幕府の結界が破られる時、北辰(北極星)は輝きを失うのか」 江戸浅草物語9「星宿図の謎に陰陽五行の天才占い師が挑む」 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 江戸浅草物語10「江戸の結界の謎を解く陰陽五行の天才占い師(続編)」 2015年4月5日 12時18分 |
〈助太刀兵法42〉 北斎蛸踊り(4) (無料公開)
【時代小説発掘】
〈助太刀兵法42〉 北斎蛸踊り(4)
花本龍之介
(時代小説発掘というコーナーができた経緯)
梗概
葛飾北斎と娘のお栄の仲の悪さと、住んでいる長屋のごみ屋敷ぶりに、あきれ返った早船飛十郎だったが。乗り込んできた兆吉に、百両渡せと言って脅される。それでも、したたかな北斎親娘は、そんな大金はないと突っぱねた。すると孫の孝太郎に刃物を突きつけた兆吉は、金を寄こさねば殺すといって姿を消す。その行方を知るために、飛十郎は北斎の弟子に花川戸の藤次を呼びにいかせる。役人嫌いで気むずかしい北斎と、岡っ引きの藤次が気が合うか心配した飛十郎は、意外にも歌舞伎役者の話で盛り上がる二人を見て、ひと安心した。
【プロフィール】:
尾道市生まれ。第41回池内祥三文学奨励賞受賞。居合道・教士七段。
現在、熱海に居住している。
これまでの作品:
〔助太刀兵法31〕御家人馬鹿囃子
〔助太刀兵法32〕御家人馬鹿囃子(2)
〔助太刀兵法33〕御家人馬鹿囃子(終章)
〈助太刀兵法34〉夢泡雪狐仇討 ゆめのあわゆききつねのあだうち
〔助太刀兵法35〕夢泡雪狐仇討(2)
〈助太刀兵法36〉夢泡雪狐仇討(3)
〔助太刀兵法37〕夢泡雪狐仇討(4)
〈助太刀兵法38〉夢泡雪狐仇討(終章)
〈助太刀兵法39〉北斎蛸踊り
〈助太刀兵法40〉北斎蛸踊り(2)
〈助太刀兵法41〉北斎蛸踊り(3)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
〈助太刀兵法42〉 北斎蛸踊り(4) (無料公開) 2015年3月1日